プロフィール
名前:中島 秀志さん・中島 早苗さん
出身地:滋賀県・石川県
現住所:宍粟市千種町
職業・所属:農園&cafe遊楽里
年代:50代
石川県から宍粟市へ
この記事では、兵庫県宍粟市で新しい人生をスタートした先輩移住者の貴重な体験談をご紹介します。
今回話を聞いたのは、北陸でファミリーレストランや介護施設の調理場での仕事を経験した後、ご夫妻で宍粟市へ移住し、農園とcafe遊楽里を経営されている中島さんご夫妻にお話を伺いました。宍粟市に移住した経緯、現在の暮らしや魅力について語っていただきました。
インタビューの様子はYouTubeにもアップされています。
移住のきっかけは?
移住のきっかけは何ですか?
年齢的に50歳を迎えるにあたって、これからの人生について考えていた時期がありました。
その中で、自分たちで何かに挑戦することもいいかなと話し合い、40代の半ば頃から具体的な構想を練り始めました。
彼女(早苗さん)は料理が得意でしたので、美味しい料理を提供できることを活かして、自分たちで何かを始めることを決めました。
それに伴い、仕入れコストの削減や安全でおいしい食材の提供を目指して、野菜や米などを自家栽培することを模索した結果、移住に至りました。
何でまたこの宍粟市の千種というエリアになったのでしょうか?
農園とカフェをセットで2人でチャレンジしていこうということはある程度決まっていましたので、西日本で、物件を40~50件ほど探しました。
ロケーションやカフェのレイアウト、台所やお客様用のトイレなど、そういったレイアウトが「カチッ」と来たのが宍粟市千種町の物件だったということです。
目の前には棚田が広がり、田んぼの景色や山、そして空気がとても良いと感じました。
cafe遊楽里の活動
cafe遊楽里の具体的な活動内容はどの様なものですか?
主に私は野菜と米作りに重点を置いており、年間で約50種類~60種類の野菜と米を、農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。
彼女(早苗さん)はお店のメニュー作りや調理に携わっています。
カフェ自体は2人で運営し、週に3~4回営業しており、具体的な営業日数は変動します。(冬は冬季休業)
cafe遊楽里のメニュー
cafe遊楽里では、具体的にどんなメニューを提供されていますか?
現在は当面の間 冬季休業であり、メニューの開発を行っています。
休業前はどのようなメニューを提供していたのでしょうか?
週替わりのランチと一汁五菜、ご飯と味噌汁、お漬物、メインの料理とサラダ、そして小鉢3品というイメージです。
また、スパゲッティのパスタランチやおにぎりのランチも提供していました。
今後については、検討中で、もっとお米を食べていただきたいという思いで、申し訳ありませんが、パスタは今後提供しない方向で考えています。
代わりに、小麦ではなく米や米粉を使用した料理を提供し、お米に関わる食材をもっと取り入れることを考えています。
一生懸命に考えておりますので、ご期待ください!
移住してから大変だったことは?
移住してから大変だったと思うことはありましたか?
自分で言うのもなんですけど、馴染めてるかなと思ってるので(笑)。
あんまりないんですよね。
目標を持っているし、それに向かっていけばあまり他のことは気になりません。
彼女(早苗さん)の方がいろいろ思ってるんじゃないかなと思います。
1番は買い物です。
今まで2分~3分も行ったら全て揃うようなところに住んでいたので、ついつい「買い出しを忘れたー、ないやん…」みたいな事があります。
そういう時ってとにかく買い忘れないように徹底するしかないんですか?
そうですね、徹底するしかないです!
それで結局、買い物リストっていうのはメモあるんですけど、テーブルの上に忘れて出て行ったり、「何してたんや!?」みたいなそんなこともありますね(笑)。
他には夜にウォーキングできないとかです。
暗いからということですか?
真っ暗ですし、ここまでいろんな動物(鹿やイノシシ)が出るという感覚はなかったので、クマとかも含めて本当に出るから(笑)。
まぁ慣れですね!
田舎移住が向いている人は?
田舎移住はどんな方が向いていると思われますか?
一つは、これから日本の食について危機感を持っている先生や市民の方も多いと思いますので、できるだけ自家菜園レベルでいいので、自分でお米と野菜を作って自分で消費していくという形がいいかなと思います。
そういう人には、土地を耕すところが必要なので、田んぼや畑で自家菜園ができる田舎はおすすめできます。
しかし、その中でもしっかりと目標や目的を持って移住しないと、いろんなことに面食らってしまいます。ゆっくりとスローライフを迎えたいという方もたくさんいらっしゃいますが、なかなか結構忙しいですよ(笑)。
庭木の剪定や自治会活動など、なかなかゆっくりもしていられない状況もありますので、それなりの目標や目的を持って移住するのが一番いいと思います。
とても参考になるお話をありがとうございました!
本日は農園&cafe遊楽里を経営されている中島さんご夫妻にお話を伺いました。
情報
◾︎農園&cafe遊楽里
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