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プロフィール
お名前:木内 加奈子
出身地:宍粟市 → 伊丹 → 静岡 → 宍粟市
現住所:宍粟市山崎町
職業:cafe 慶慶
年代:40代
移住年月:2010年
宍粟市へUターン移住
この記事では、兵庫県宍粟市で新しい人生をスタートした先輩移住者の貴重な体験談をご紹介します。
今回話を聞いたのは、一度は宍粟市から出た後、子育てを理由に宍粟市へUターン移住し、クラシックミニの見えるカフェを経営されている木内 加奈子さんです。宍粟市に移住した経緯、現在の暮らしや魅力について語っていただきました。
インタビューの様子はYouTubeにもアップされています。
自己紹介
こんにちは。カフェ慶慶を経営させてもらっている木内と言います。どうぞよろしくお願いします。
cafe 慶慶 1階 エントランス&ガレージ
早速ですが、カフェ慶慶さんというお店がどんな風なお店になっているのか見せてもらいたくて。ご紹介いただいてもよろしいでしょうか?
まず、慶慶の1階では、ガレージとして、主人の趣味が車の整備ということもあって、主人が仕事の休みの時はこちらの車庫で車をいじっています。
クラシックミニってご存知ですか?
結構年代物の古い車なんですけども、私たち夫婦の趣味なんです。
赤いミニと青いミニは街乗りに使っているので、街で見かけたら手を振ってもらえたら嬉しいです。
クラシックミニを現在乗っておられる方も、県外からここに遊びに来てくださって、車を見たり会話を楽しんだりしています。
cafe 慶慶 2階 カフェ
2階がカフェということで、とてもお洒落なカフェ空間が広がっていますね。
ありがとうございます。
座席数は18席あり、基本的にはここでケーキやコーヒーを楽しんでもらって、おしゃべりを楽しんでもらえたらなと思っています。
私のお勧めは奥にあるリクライナーです。
このリクライナーはよくアメリカのカウンセリングなどでクライアントさんに座ってもらって、ゆっくりリラックスしてもらう仕様になっています。
座ってもらうとわかりますが、快適すぎてここで一眠りして帰られるお客さんも多いです。ぜひこの席をお勧めします。
作品ブース
私が手作りが好きなこともあって、市内の作家さんはもちろん、市外や県外の作家さんの作品も置いています。
月替わりで今は三人の作家さんに来てもらっており、自分の作品を見てもらえる場所として提供しています。年内いっぱい予約が入っていて、作品を置いてもらいたいという声をいただいています。
基本はこのワンブースが一月3000円です。
販売手数料や委託料など、それ以上は取らないので、本当に自分の作品をアピールする場の一つとして使ってもらえればと思っています。
例えば「瞬-matataki-さん」という方の作品がここにあるからカフェに来るという方もいらっしゃるんですよ。そういう繋がりってすごいなと思って、本当に嬉しく思います。
本当に欲張りかもしれませんが、このカフェを憩いの空間として、物作りの楽しさや人との触れ合いを総合的に広げていってほしいと思っています。
cafe 慶慶 3階 コワーキングスペース
最後に三階は、コワーキングスペースということで、普段はどのような使い方をしているのでしょうか?
本当に使い方は自由で、個人利用でパソコン作業をしてもいいし、本を読んでもいいし、学生さんが宿題をしてもいいです。
また、この場でワークショップなどもできたらいいなと思っています。
今は夏休みに入っているので、今月末に子どものクッキー手作り教室を主催させてもらっています。
空間の貸し出しもしていますので、私がご提案するというより、そのニーズに合わせて皆さんにこの場を使って、何か宍粟市を活性化できるようなことを企画していただけたらと思っています。
cafe慶慶 名前の由来
カフェ慶慶という名前の由来は何ですか?
これはよく聞かれるんですけど、「慶ぶ」という字を二つ並べたものです。
スタッフ側が何かしらを提供させていただき、それに喜びを感じる。
そして、来ていただける人もここに来て何か一つでも美味しいものや空間、会話などで喜びを感じてもらって、また行きたいと思ってもらえるような空間を作りたかったんです。
お互いに喜び合えるお店というのが私のコンセプトで、それが「慶慶」の名前の由来です。
Uターン移住のきっかけ
今から移住についてお話を伺っていきたいのですが、Uターンで移住されたということだと思います。Uターン移住のきっかけは何ですか?
それこそ、宍粟に戻る前は伊丹市や静岡県など、主人の仕事の転勤の都合で結構いろいろと引っ越しを繰り返していました。
でも、子供が4人いて、子育て真っ最中ということもあり、引っ越しを繰り返さなくて済むように、子供が大きくなるまで宍粟市で子育てをしたいと思い、戻ってきました。
子育て環境
お子さんは何名いらっしゃるんですか?
4名です。
実際、宍粟市での子育て環境はどうですか?
私が15年前に戻ってきた時と比べると、医療費の控除や補助など、子育て世代に対する支援が本当に進んでいます。
子育て支援の制度が手厚く、お金の問題に対しても非常に助かりました。
子育て中は子供が熱を出したり怪我をしたりすることが多いですが、宍粟市は子育て世代に対する制度が確立されていて、今もそれは続いています。
結果として、Uターンして戻ってきて子育てがしやすかったです。
人との触れ合いも濃く、子育てママ同士の繋がりも多く、ご縁をいただいて楽しく子育てできたと思います。
これから新しく来られる方たちにとっても、同じように感じていただけると思います。
今後の夢や目標はありますか?
今後やっていきたい夢や目標はありますか?
今、このカフェのスペースを多くの方に知っていただいて、たくさんの方に訪れてもらっています。
三階のコワーキングスペースをもっと地域の皆さんに活用していただけたらなと思って、今全力で考え中です。
たとえば、「ヨガできますか?」とか、「フォトグラファーさんがスタジオにしてもいいですか?」など、私では思いつかない使い方を皆さんからアイデアをいただいています。
人との繋がりを大切にし、人に利用してもらうことで、この慶慶さんのスペースもさらに成長していくと思います。今後が楽しみですね。
移住を考えている方へ
最後に移住を考えている方にメッセージをいただけないでしょうか?
お店に来てもらったお客さんの中には、移住先を探している方もいます。
宍粟市に来て散策し、「ここっていいよね!」と言ってもらえることが嬉しいです。
移住を考えている方には、ぜひ住んでみたい街に足を運んでもらって、その町の人と触れ合ってほしいと思います。
そこで感じた肌感や直感は結構合っていることが多いと思うので、ぜひ宍粟市を歩き回ってみてください。
カフェに来てどんな話をしたか、現地でどんな人と何を話したかはすごく大事だと思います。
関連情報
▪︎cafe 慶慶
HP:https://cafekeikei.com/
Instagram:@cafekeikeishiso