プロフィール

お名前:森あけみさん・森勝利さん
出身地:岐阜・愛媛 → 京都
年代:60代
移住年月:2021年

京都府から宍粟市へ

この記事では、兵庫県宍粟市で新しい人生をスタートした先輩移住者の貴重な体験談をご紹介します。

今回話を聞いたのは、京都府から移住し、自給的な暮らしをされている森さんご夫妻です。
宍粟市に移住した経緯、現在の暮らしや魅力について語っていただきました。

インタビューの様子はYouTubeにもアップされています。

移住のきっかけ

移住のきっかけは何ですか?

僕は会社を定年で辞めて、仕事がないからぶらぶらしていて、ジムへ行ってたんですよ。
朝からジムに行って、昼でサウナに入って、イオンで帰りにお惣菜を買って帰ると、その時にビールを飲む癖がついてしまって、「このままでいいのかな?」と思い、田舎暮らしをして違うことをしようと考えたんです。

「このままでいいのか?」と思ったところから、田舎に行こうというのはかなりの決断力ですね。

そうですね。
田舎へ行くと空気もいいし、都会みたいなごみごみしたのがないし、家内が家庭菜園みたいなことをやりたいと言っていました。
それのお手伝いもできるし、好きな車も触れるし、田舎に来て過ごしたいと思いました。

薪ストーブの補助金制度

以前は京都にいたんですけど、宍粟市の方が寒いんです。
こちらに来た年に寒さにびっくりして、市の人に相談したら薪ストーブには補助金が出るということを教えてもらいました。

それも宍粟市の場合、市から20万円、県から12万円、合計32万円の補助金が出るということを市の人が教えてくれて、申し込みを市の方が手伝ってくれました。

宍粟市はすごく移住に力を入れていると感じました。

都会では薪ストーブができないので、田舎に来て薪ストーブの暮らしをしたいと思われる方もたくさんいると思います。
その中で補助金の制度があるということ自体、私も知らなかったです。

こちらは市と県が(薪ストーブの補助金)を出すのが魅力的ですね。

宍粟市は薪ストーブ生活を始めるには良い場所ということですね。

そうですね。薪クラブというのもあります。
だから薪を取りに行くのも、そのクラブに入って一緒に取りに行くということを楽しんでいます。

烏骨鶏の飼育

烏骨鶏の飼育をされていますが、飼育のきっかけは何ですか?

烏骨鶏を飼うことになったきっかけは、「烏骨鶏いるけどいらない?」と宍粟市の知り合いに言われたことからです。

今は何匹くらい飼われているのですか?

5匹です。卵も普通のところでは売っていません。
自然のものを売っているお店はありますが、普通に手に入れようと思ったら難しいです。

なのでこういうものは自分で育てるのが一番なんです。

野菜販売(道の駅)

家庭菜園をされている中で、プラスアルファで道の駅にも卸していると聞いたのですが、それはどういう流れで卸しているのでしょうか?

家庭菜園の野菜が余ったからといって捨てるのももったいないので、誰かに食べて欲しいと思って、道の駅などに卸しています。
年間で1500円ほどで申請して、会員証を作ってもらい、自分で値段を決めて、ラベルを出して貼るだけです。そうすると通帳にお金が入ってきます。

どのぐらいのタイミングで利益が入ってくるんですか?

1ヶ月に2回か入ってきますが、値段ではなく、増えてるわ!という気持ちが嬉しいです。
金額はそれほど大きくありませんが、出た利益でまた苗を買い、循環させています。

今後の夢や目標

今後の夢や目標はありますか?

自然薯の作り方をもっと詳しく学んで、今年やってみたいと思っています。
試しに今年やってみて、うまくいったら土地を借りて本格的に取り組みたいと考えています。

あけみさんは今後の展望みたいなものは?

ハーブとエディブルフラワーを作りたいです。
※エディブルフラワーとはEdible(食べられる)Flower(花)の文字通り、食用花のことを指します。

料理にハーブとエディブルフラワーを使いたいと思っています。料理に乗ってたらおしゃれでしょ?
そうしたらなんとなく自分も豊かな気持ちになります。

そうですね!今その話を聞いただけでも、とても豊かな気持ちになりました!

今回は、一宮町にお住まいの森さんご夫妻にお話を伺いました。
ありがとうございました。