プロフィール
名前:田中惣規さん
出身地:茨城県
現住所:宍粟市波賀町
職業:地域おこし協力隊(若者の呼び込みによる地域活性)
所属:波賀元気づくりネットワーク協議会
年代:20代
茨城県から宍粟市へ
この記事では、兵庫県宍粟市で新しい人生をスタートした先輩移住者の貴重な体験談をご紹介します。
今回話を聞いたのは、若者の呼び込みによる地域活性をされている田中惣規さんです。宍粟市に移住した経緯、現在の暮らしや魅力について語っていただきました。
インタビューの様子はYouTubeにもアップされています
移住のきっかけは?
移住のきっかけはなんですか?
宍粟市波賀町出身の方とのご縁がきっかけです。
社会活動に関心のある10代から20代の若者が集まる団体の運営を3年ほどしていて、その団体の活動で、波賀町で企画をしたことがあったんです。
3泊4日で町をぐるぐる回り、町のさまざまな人たちと会い、交流をする中で、「波賀町の魅力って何だろう? 波賀町が抱えている課題って何だろう?」というテーマで、町に訪れた若者たちが、町民の方に向けて発表する会を実施したんです。
僕たちが勝手に行なった企画でしたが、町民の方々が、よそから来た若者たちの声を聞きたいと50人ほど集まってくださり、この町の素晴らしさを感じました。
正直、変な若者が来たと思われても不思議ではないと思います。それでも、多くの方が聞きに来てくれて、「とてもいいね!」と言ってくれました。
この町に暮らす人たちのあたたかさや、この会に集まった町民の方の「まちを盛り上げたい!」という思いに感動し、この町に移住して取り組むことを決めました。
地域おこし協力隊の活動
地域おこし協力隊として活動されている田中さんですが、具体的にどの様な活動をされているのでしょうか?
主なミッションは、若者や子育て世代の呼び込みによる地域交流とその活性化です。
具体的な取り組みとしては、名前の通り、まずは若者に来てもらうこと。町の各イベントや行事があるタイミングで、若者を一気に呼び、楽しんでもらうことを試みています。
地域の人との関わりも大切にしており、普段は挨拶がない場所から来る子も多いので、地域の自然以上に人との交流が心に残りやすいんです。
なるべく地域の人に会う機会を設けて、1回の訪問で20人ぐらいの人と会って帰ってもらうような呼び込みをしながら、楽しんでもらっています。
若者をただ呼び込むだけでなく、双方にとって、嬉しさや楽しさ、豊かさがつながることを大切にしています。
今後の夢や目標
今後の夢や目標はありますか?
若者を呼び込む活動を通じて、若者が定期的に訪れるようになり、それが町づくりに繋がることを目指しています。
若者たちが町に滞在してくれること自体が、たとえ1年でも2年でも、非常にありがたいと思っています。
この協力隊の3年間で、若者が定期的に宍粟市に訪れるようになり、何が生まれるのかを見てみたいです。
移住を考えている方へ-20代目線-
最後に移住を考えている方へメッセージやアドバイスをお願いします。
初めから「移住」までは、考えなくて良いと思います。
興味のある町や人がいれば、ぜひ訪れて、身よりのない町を自分の知ってる町にしてほしいと思っています。
本当に移住したいと思ったら、仕事のことやお金のことも考える必要があるので、移住前にお金を貯めたり、もう少し準備をしたいという方は協力隊の制度を使うのも良いと思います。
また、移住した人は、移住したことだけで話題ができます。本当に全く知らない町に移住することも、面白いと思うので、面白い生き方をしたい人は、なんとなくで移住するのもアリだと思います。
情報
▪︎Instagram
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