プロフィール

名前:山田祐路さん・山田和美さん
出身地:大阪府
現住所:宍粟市一宮町
年代:50代
移住年月:2021年

大阪府から宍粟市へ移住

この記事では、兵庫県宍粟市で新しい人生をスタートした先輩移住者の貴重な体験談をご紹介します。

今回話を聞いたのは、大阪府から宍粟市に移住し、田舎暮らしを楽しまれている山田さんご夫妻です。宍粟市に移住した経緯、現在の暮らしや魅力について語っていただきました。

インタビューの様子はYouTubeにもアップされています。

宍粟市に来る前は?

宍粟市に来る前はどこでどんなことをしていましたか?

宍粟市に来る前は、大阪市内でインターネットを通じた古本屋を運営していました。

なぜそのようなお仕事をされていたのですか?

もともと本が好きだったこともありますが、本は食品などと違って腐らないので、10年や15年でも在庫を保持できるというメリットがあるからです。

ただ、特に古本屋に限定しているわけではなく、さまざまなネット販売を試みた結果、最終的に本の販売がうまくいき、軌道に乗った感じです。

今もそれを続けていらっしゃるんですね。

移住のきっかけは?

宍粟市に移住されたきっかけは何ですか?

宍粟市に移住したきっかけは、私の母が車椅子状態になり、1階で広い家を探していたことです。
また、古本屋の在庫も1階に置きたかったため、広い間取りを求めていました。

宍粟市にはそういった物件が豊富にあり、その中から一つを選びました。

都会では1階が狭く、使いづらかったりすることがありますが、他の県、例えば奈良県や三重県も探したものの、リビングしかない1階では不十分でした。

最終的に空き家バンクで今の物件を見つけました。

空き家バンク 物件購入の流れ

空き家バンクを通じて物件をした時の流れについて教えていただけますか?

購入までの流れについては、主にパソコンで夜な夜な物件を探し、宍粟市に良い物件を見つけ、空き家バンクに連絡しました。
市役所の担当者が1日で7軒を案内してくれ、その中から気に入った物件を選びました。

特に家の裏に小川が流れている今の物件に魅力を感じ、竹やぶと川、木の緑が美しいところが気に入りました。

これが毎日見られたら素晴らしいと思い、探し始めてから約3ヶ月で決定しました。

空き家バンク補助金

空き家バンクを利用して移住された際、補助金の活用もされたとのことですが、具体的にどのように活用されたのでしょうか?

仕事を引越し先に持ってきて、その作業場としての改装費用の一部が全体の何%か出るという補助金をもらいました。

※【空き家バンク登録物件の場合】改修工事の1/3以内で上限50万円。

その補助金を使って、現在住んでいる空間も改装され、和室の床をフローリングに変更し、上の鴨居を取ることができる箇所は取り除いて、広々とした一部屋のような空間にしました。

宍粟市の魅力

宍粟市に来てから魅力を感じることはありますか?

この地域は特に「染河内のお茶」で有名で、地元のカフェでは廃校になった幼稚園を利用した施設でそのお茶を楽しむことができたりもします。

染河内の皆さんはお茶を栽培されていて、近隣のおじいさんの家でお茶摘みをしたりもして、美味しいお茶をいただけています。

家の近辺でお茶を摘めるというのは、とっても豊かなことですね。

今後の夢や目標

今後の夢や目標はありますか。

昨年から畑を借りて、野菜作りをしているんですけど、それをもっと上手に育てることができるようになりたいです。

今年は自然薯の栽培について知人から教えていただいて、頑張ろうかなと思っています。

畑をして、田舎暮らしを満喫したいです。

今は畑の種まきの時期で、そのことばかりを考えていますが、お茶摘みのシーズンも近づいており、筍の季節も近いです。

これらの季節の移り変わりに合わせて、さまざまな農作業に取り組むことで、忙しくも楽しく過ごしています。

移住を考えている方へ

田舎への移住を考えている方々へのメッセージをお願いします。

宍粟市は広い家が多く、価格もそれほど高くないため、広々とした家を求める方にはおすすめです。

宍粟市内でも地域によって気候が異なりますが、南部の山崎町は都会で、冬でもあまり寒くならず、雪もほとんど降りません。

中心部の一宮町では少し雪が降ることがありますが、北部ではより多くの雪が楽しめるので、雪を楽しむことをしたい人には、北部の地域をおすすめします。

私達の住む地域は宍粟市の中部に位置しており、適度な雪が降り、季節を感じながら生活を楽しむことができています。

情報

▪︎空き家バンク
https://www.city.shiso.lg.jp/soshiki/dobokubu/toshiseibika/tantojoho/teijyusuishin/shisoshi_akiyabank/index.html