プロフィール

名前:橋本 清吾さん
出身地:姫路市
現住所:宍粟市山崎町
年代:60代
移住年月:2020年

姫路市から宍粟市へ移住

この記事では、兵庫県宍粟市で新しい人生をスタートした先輩移住者の貴重な体験談をご紹介します。

今回話を聞いたのは、宍粟市へ移住し、田舎暮らしを楽しみながら、約40種類にも及ぶ野菜・果樹を菜園されている橋本さんです。宍粟市に移住した経緯、現在の暮らしや魅力について語っていただきました。

インタビューの様子はYouTubeにもアップされています。

自己紹介

橋本清吾です。
山崎町の上ノ下に住んでいます。
どうぞよろしくお願いします。

宍粟市に移住する前

宍粟市に移住する前は、どちらでどのようなことをされていましたか?

以前は姫路市に住んでいて、そこで環境調査の会社を自分で経営していました。

環境調査とは?

環境調査のお仕事とは、具体的にどのようなことをしているのですか?

私の場合は、野外の動物の生息調査を行っていました。

主に、昔でいう環境アセスメントに関わるもので、実際にその場所にどんな動物がいるかを調査していました。対象は四つ足の動物、鳥、昆虫などです。

近年では、高速道路や大きなダムを建設する際に環境アセスメントという調査が必要となり、その一環として動物の調査も行われます。

自然の中に出るのが好きだったので、そのような仕事をしていました。

移住のきっかけは?

宍粟市に移住されるきっかけはどのようなところにありましたか?

山歩きが趣味だった時期があり、その中でたまたま現在の住まいの広告を目にしました。

山歩きのついでに立ち寄ったところ、気に入ってここに住み始めました。
成り行きでそうなった部分が大きいです。

宍粟市での暮らし

主に現在、宍粟市ではどのようなことをされていますか?

現在、仕事はしていないので、毎日は主に畑の手入れをしています。

また、冬になると薪クラブに所属して薪を集めています。

基本的には、自宅の畑やその周辺の手入れをして、毎日を過ごしています。

家庭菜園

主に現在は家庭菜園をされているとのことですが、どのくらいの野菜や果樹を栽培されていますか?

今は宅地と家から少し離れた畑で、おそらく40種類くらいの野菜と果樹を育てています。

出荷はされていないとのことですが、とても多くの種類を栽培されているのは驚きです!

畑は借りているのですか?

一応購入しました。

農地として使うという前提ですが、土地の価格としてはとても安いです。
宅地の何十分の一になると思います。

多分、田舎だと空いているところがたくさんあります。
借りる分には全然問題なく借りられますし、極端に言うと借り賃がない場合もあります。

畑の大変なことは、維持しなければならないことです。
主に草刈りが必要です。

持ち主にとっては、畑を借りてもらうことで草刈りなどの手入れをしてもらえるので、借りる側も持ち主も双方にとってWIN-WINの関係になります。

貸す側は畑の手入れをしてもらえ、借りる側は場所を提供してもらえるということです。

そのため、無料で借りられることも多いと思います。

地元に溶け込めば、自治会の上の人や顔の広い方に声をかければ、すぐに畑を見つけられると思います。

私も最初はそんな感じで借りて始めました。

移住して感じること

宍粟市に住んでいて感じることはありますか?

自然が豊かな分、いろいろな動物が畑に来るので、その対策をするのが大変というか、手間がかかる部分はあります。

しかし、それも含めてここでの生活だと思い、今の生活をとても楽しんでいます。

移住を考えている方へ

これから移住を考えている方に、何かメッセージをいただけますか?

今、地元自治会の役をやらせてもらっているんですが、最初はその役を引き受けるのもどうかなと思っていました。

しかし、役を引き受けることで、いろんな人と話す機会が増え、関わることが増えたので、その意味ではとても良かったと思っています。

だから、移住先に溶け込むためにも、なるべく積極的に関わるようにした方がいいと思います。

従来の自分の生活を持ち込みすぎるとトラブルのもとになることもあるので、最初のうちは地元の活動に参加したり、様子を知るためにも積極的に参加した方が後々もいいし、なじみやすいと思います。

その考えで私たちはやっていますが、今のところそれで良い方向に進んでいると思います。