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プロフィール
名前:品田 隆裕さん
出身地:東京→大阪
現住所:宍粟市山崎町
職業:FIT (鍼灸・パーソナルトレーニング)
年代:30代
移住年月:2015年
大阪府から宍粟市へ
この記事では、兵庫県宍粟市で新しい人生をスタートした先輩移住者の貴重な体験談をご紹介します。
今回話を聞いたのは、大阪府から宍粟市へ移住し、鍼灸・パーソナルトレーニングをしている品田さんです。宍粟市に移住した経緯、現在の暮らしや魅力について語っていただきました。
インタビューの様子はYouTubeにもアップされています。
自己紹介
宍粟市山崎町で「FIT」という施設を運営しております、品田と申します。
よろしくお願いします。
生まれは東京、育ちは大阪で、10年ほど前に宍粟市に移住してきました。
普段のお仕事
私は本来、鍼灸師として針を打つ人間ですが、鍼灸の治療だけでなく、体を動かして自分自身を支えて治すというやり方に基づいて、治療と運動を両立した施設を作り、日々活動しております。
鍼灸というと、どういった層の方が普段来られるのでしょうか?
ありがたいことに、さまざまな年齢層の方にご利用いただいており、急性の症状から慢性の症状まで幅広く対応し、小学生の怪我から90歳に近い高齢の方まで、男性女性問わず多くの方に来ていただいています。
鍼灸のみを受ける方もいれば、トレーニングだけを受ける方、または両方を利用される方もいらっしゃいます。
治療に関しては、基本的にベッドでその方に合わせた鍼灸治療を行い、最新の医療機器を使って個々に合った施術を提供しています。
また、トレーニング機器を使って、個人に応じたパーソナルトレーニングを提供し、その方の目的に応じたメニューを作成し、マンツーマンで指導しています。
当施設の特徴として、治療だけで終わらずに、治療の最初や最後にトレーニングやエクササイズ、ストレッチを取り入れ、自分自身で体をしっかり動かし、支えてもらうことを重視しています。
治療だけでもなく、運動だけでもなく、両方を両立して行うことが、当施設の一番の大きな特徴だと考えています。
宍粟市に来る前
宍粟に来る直前はどこでどんな風に過ごしていたのでしょうか?
西宮で接骨院に勤めていました。当時の住まいは尼崎でした。
移住のきっかけ
そこから宍粟に移住されたということですが、なぜ宍粟に来られたのでしょうか?
尼崎市塚口の辺りに住んでいた時に今の奥さんと出会い、奥さんの家業が宍粟にあったので、彼女が家業を継ぐことになったのがきっかけです。宍粟に来た時に、今の仕事のやり方をそのまま活かせる働き口がなかなかなかったのですが、その時点でこの仕事を10年近くやっていたので、自分でやろうと思い、今の形を作ったという感じです。
宍粟市での暮らし
宍粟市に10年間くらい暮らしている中で、暮らしの部分で宍粟に来て良かったなと思うことや、逆にここがちょっとしんどいな、不便だなと感じたエピソードはありますか?
僕がよく言っているのは、大阪にいた頃はほぼ必ず駅前にTSUTAYAがあったんですが、宍粟にはTSUTAYAがなくて、最寄りが40キロも離れていることが最初は一番不便でした。
まぁ、そんなのは些細な冗談みたいな話ですが(笑)、もう一つ困ったのは宅配ピザがないことでした。僕はピザが大好きだったので。
しかし、発想の転換で、都会と違って家でバーベキューをしても怒られることがあまりないし、煙も気にする必要がないので、土地もあるしピザ窯を作ればいいやと思いました。結局ピザの問題もクリアしました。
ピザ窯を作られたんですか?
ポータブルですけどね。
だから困ることはあまりないですね。都会ではできなかったことが、ここではできるんです。
まず、都会ではピザ窯を作るなんて考えもしませんでした。でも、今は自由にできて、ピザを焼くことが趣味の一つになっています。
都会にないものもたくさんありますが、代わりに田舎でしかできないこともたくさんあります。それは捉え方次第で楽しむことができると思います。
子育ての環境
お子様がいらっしゃるということですが、子育ての環境について感じることはありますか?
移住する時、奥さんと結婚して、宍粟に移住するのが必須の状況でした。それでも最初は悩みましたね。電車が通っていないことなど、色々と不便さを感じました。
でも、奥さんの実家に移住する前に何度か遊びに来た時、家の前にいると学校から帰ってくる中学生や小学生、高校生が、全く知らないのに「こんにちは」とか「さよなら」と声をかけてくれることがありました。それがとても素敵だなと感じました。
都会では、知らない人に声をかけてはいけないと指導されていると思います。でも、自分の子供にどうなってほしいか考えた時には、元気にみんなと挨拶できる子になってほしいと思いました。だから、子供への影響を考えると、ここがいいなと思うことが移住の後押しになりました。
なので、いい子が多いんじゃないかなと思います。都会と田舎での人との距離感の違いがあるので、子育ての環境としても、そういうのを求める方にとってはとても良いのかもしれませんね。宍粟市もそうですし、田舎町への移住も考えられると思います。
今後の夢や目標
今後の夢や目標はありますでしょうか?
夢や目標ですが、せっかくここにしっかりと根を張ってやっていくと決めたので、この近隣の人たちや僕が関わる人たちに対して、僕がやっている治療だけでなく、運動だけでなく、自分で自分をしっかり支えていくことの重要性を理解してもらいたいです。
現在は、まだ多くの人にピンときていないかもしれませんが、ハイブリッドなアプローチが良いということを分かってもらえるように、意識を根付かせていきたいです。
これはすぐにできることではなく、ずっと続けていくことで少しずつ浸透させられるものだと思います。そういった意識を根付かせることが目標です。
移住を考えている方へメッセージ
最後の質問ですが、これから宍粟市や他の田舎町に移住を考えている方にメッセージをいただけますか?
移住を決断する際に背中を押してくれたのは、やはり子供への影響や子育てに対する考え方でした。
今の時代、欲しいものはネットで何とでもなりますし、そういう心配は必要なくなっています。それよりも、人とのつながりが一番大切だと思います。
人に優しくできるとか、挨拶が自然にできる子が多い環境は素晴らしいと思います。
そういった環境を求めている方には、田舎暮らしはとても良い選択だと思います。
確かに、都会に比べてないものも多いですが、その代わりに田舎には都会にないものがたくさんあります。
それを楽しんでいければ、素晴らしい生活ができると思います。
ただの余談ですが、うちにはオリジナルのタオルがあるんですよ。
かっこいいですね。ライブタオルみたいですね。モチーフは何ですか?
モチーフは星です。山崎に来て天気の良い時に空を見たら、星がとても綺麗だったんです。私は東京の渋谷生まれで、大阪にも住んでいましたが、どちらもビルが多くて空が狭いと感じていました。
そんな中で、宍粟の綺麗な星空を見て、ここは良いところだなと感じました。
移住することはある程度最初から考えていましたが、その綺麗な星空が前向きな気持ちにさせてくれました。
その星空をタオルに散りばめたんです。本当に素敵な星空でした。
情報
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