宍粟市で生まれ育って約20年近く、大阪にいろんな事情があって波乱万丈な人生を送りながら生活をしていました。5年くらい前に母が一人になったので、宍粟市にUターンしてきました。

大阪時代にもまちづくり関係の仕事をさせてもらっていて、その気持ちは変わらず、どこにいても地域に溶け込んでいきたいと思っていました。宍粟市にUターンしてきてからも、やっぱり生まれ育った地元でまちづくりのお手伝いができればいいなと思って暮らしています。

もともと筆文字が趣味で、それを仕事にもさせてもらっています。イベントにも参加したり、個人でオーダーを受けて書いたり、美術展にも出展しています。「幸せ呼びま書♡結びま書 はっぴｰもじあｰと✻笑幸✻」という屋号でやらせてもらっています。

もともと胎教アドバイザーで、いろんな人生を経て子育てに興味を持ち、親子の絆の大切さを心に抱いています。胎教アドバイザーとしても、お母さんとのコミュニケーションをうまく取れるようなアドバイスをさせてもらっています。よろしくお願いします。

はい、書道ではなく、文字を崩してアレンジして自由に書くスタイルで、堅苦しい枠を外し、自分の気持ちも解放する形でやっています。アートなので、書き順も自由で、左から右、右から左、下から上と、自分の思うがままに書いています。文字が丸い感じになるように心掛けています。

筆文字アートの始まりについてですが、年々スマホやパソコンが普及して文字を書く機会が減ってきた中で、40歳くらいから何か自分でやりたいなと思いました。

絵が得意なわけでもなく、どちらかというと絵心は全くないのですが、文字を書くのは好きで、書道よりも枠にとらわれないアート的な文字を自分の中で習得したいと思って勉強しました。

大阪にいた時は、ある小学校で親子講座を開催し、親子で会話しながら書いてもらったり、コミュニケーションをとることで親子の絆を深める活動もしていました。手書きの文字を使ったプレゼントは温かみがあっていいと思っています。

子供が死産した経験もあり、何か学べることがないかと思ってFacebookを見ていた時に胎教アドバイザーの情報が目にとまりました。

「胎教」という言葉は知っていましたが、胎教アドバイザーの内容を見たら、私が学びたいと思っていた内容そのものでした。それで京都まで講座を受けに行き、胎教アドバイザーの資格も取得しました。

胎教アドバイザーとして、お腹の赤ちゃんとお母さんのコミュニケーションについてアドバイスしています。

難しいことではなく、お腹の赤ちゃんに話しかけたり触ったりすることで、赤ちゃんがリラックスできる状態を作り出します。お母さんの感情はすべて赤ちゃんに伝わるので、お母さんがリラックスすることが大切です。

お腹の中の記憶を、小さい子供が2歳や3歳くらいになって話せるようになった時に聞いてみると、お腹の中の状態や生まれてきた理由を話す子供もいます。

これは非常に面白くて神秘的です。親子喧嘩をして「産んでくれって頼んでないわ！」と言うこともありますが、実際はそうではなく、子供はどの家族に入ったら自分らしく生きられるかを選んで生まれてきます。

親になるということは、子供から選ばれたということです。そういったことを伝えて、虐待やその他の問題を減らし、明るい社会を作っていけたらいいなと思っています。

実際にUターンで移住してきました。

子供の頃に育った地ではありますが、今、子育てをする中で育てやすさや困ったことはあまり感じていません。

ただ、田舎なのに物価が高いと感じることはあります。家賃が安くなる分、経済的に浮くかと思いましたが、光熱費が倍以上かかり、お金に関する問題はあまりクリアできていません。

小さい頃からやればいいかなと思って、公園の掃除を月に1回「清らか未来プロジェクト」という形で行っています。

公園は、みんなが使う場なので、ここから人とのつながりが生まれ、悩みを話し合ったり心を軽くしたりすることができればいいなと思っています。

昔と比べると、古民家を使ったカフェが増えたり、徒歩で活動できる場所が増えたりしています。

宍粟市は自然が豊かで、のんびりとした環境で子育てをすることもできます。もっとたくさんの人に宍粟市の魅力を知ってもらい、子育てがしやすい環境を感じてもらいたいです。