バードマンで隊長をしている谷口 誠といいます。

マネージャーの谷口 幸恵です。よろしくお願いします。

2018年にオープンしたんですけれども、鳥とそばをメインで出しています。
昼はランチでカフェスタイル、夜は焼き鳥メインの居酒屋スタイルでやってます。

おそばや焼き鳥って言ったら年齢層が高かったり、おじさんとか赤ちょうちんのイメージなんですけれども、若い女性やお子様連れにも来ていただきたくて、店を入りやすい雰囲気にしています。

もともと焼き鳥がすごく好きで、よく食べ歩きしていました。
鳥料理のお店にはずっと行っていたんです。

自分で店をやるなら焼き鳥をやりたいと思っていて、たまたま番州百日鳥という美味しい鳥を見つけて、これを使って焼き鳥のお店をやろうと決めました。

さらに、女性のお客さんにも喜んでもらえるように、野菜を豚バラで巻いて串にしたものも提供しています。

そばに関しては新潟の「ヘギそば」を使っています。ヘギそばは海藻を練り込んだコシの強いそばで、食感が他では味わえないものです。

新潟の酒蔵でこのそばを食べて衝撃を受け、ぜひ自分の店でも出したいと思い、取り入れました。

この建物は150年くらい経っている古いものなんですが、その良さを残しつつ、モダンな感じにしたいと思って改装しました。お子様連れのお客様もゆっくりできるよう、キッズスペースを設けています。

ランチタイムは明るい雰囲気でカフェとして、夜は居酒屋スタイルで、大人数でも対応できる座敷もあります。表と奥のスペースでは少し雰囲気が異なります。

移住前は愛知県名古屋で飲食業をしていました。
大学生の頃から飲食店でバイトをしていて、そのまま社員になり、店長まで経験しました。

当時は将来独立したいとか考えていなくて、ご飯付きでお金が稼げればいいやという感じでした。でも長年働いていて、上からの指示待ちになってしまうので、どうせなら自分の好きなことをやりたいと思い、独立しました。

大学への進学をきっかけに名古屋に出ていましたが、私も自分で何がやりたいか模索していた時期がありました。地元に戻るか、他の土地で挑戦するか悩んでいましたが、最終的には地元に戻ることにしました。

最初は僕一人で店をやるつもりでした。妻も正社員で働いていて、保険の意味で妻には手伝い程度で考えていたんです。

でも、この物件を見た時に一人では無理だと思い、妻にも本格的に一緒にやることになりました。最初はお手伝い程度の予定だった妻も、今ではどっぷり店に関わっています。

この物件との出会いは、宍粟市の商店街を活性化させるプロジェクト「よいまちプロジェクト」のイベント「ハイカラ通りフェスタ」で、この場所を見て一目惚れしました。ここで働く自分をイメージできたんです。

自然が豊かで、月や星が綺麗です。
都会ではこんなにゆっくり眺めることがなかったですね。また、地域の人々とのつながりも強いです。

都会では隣に誰が住んでいるか知らないこともありますが、ここではすぐに声をかけてくれる温かさがあります。

子供が2人いて、上の子は中学校で外に出ていますが、田舎自慢をしています。
私が子供の頃は恥ずかしかったことを、逆に誇りに思ってくれているのが嬉しいです。

自然が豊かで、時間がゆっくり流れる田舎の良さに気づいたのは大人になってからでした。

都会では、ウィンドウのデコレーションで季節を感じていましたが、田舎では山や風、虫の音で季節の移ろいを実感できます。今は、子供たちもその贅沢さに気づいているので、それがとても嬉しいです。

これからは仲間を増やし、従業員を雇って、さらに多くの人と関わりたいと思っています。従業員を連れてハワイ旅行や家族旅行に行くのが夢です。

移住を考えている方へのアドバイスとしては、何でも人に話すことです。ここでは飲食店同士がライバルではなく仲間として助け合っています。何か困ったことがあれば、周りの人が助けてくれる環境です。