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プロフィール
お名前:高田康平さん
出身地:姫路→神戸市
現住所:宍粟市一宮町
職業:LIA+農業コミュニティ(お米の生産)
年代:30代
移住年月:2024年
米作りをきっかけに田舎移住
今回ご紹介するのは、兵庫県宍粟市染河内に移住し、農業コミュニティ「リアプラス」で稲作や自然栽培に取り組む高田光平さん。
公務員から農業へと転身し、田舎暮らしの中で「自然が最大の娯楽」と語る高田さんに、移住のきっかけや地域での暮らしの魅力を伺いました。
インタビューの様子はYouTubeでも公開中。ぜひ動画とあわせてご覧ください。

自己紹介と移住の経緯
今日は宍粟市で稲作に挑戦している高田康平さんにお話を伺います。まずは自己紹介からお願いします。
宍粟市一宮町染河内町能倉(よくら)に移住してきました。高田康平です。今は「リアプラス」という農業コミュニティで自然栽培のお米を育てています。

公務員から農業へ ― 人生を変えた転機
移住前は何をされていたのでしょうか?
元々は公務員で、神戸市役所で土木系の仕事をしていました。ただ、激務で体を壊してしまって…。
一度立ち止まって「このまま続けて本当に幸せなのか?」と考えたんです。
1年ほど休職して、ボランティアに参加したときに今の会社の社長さんと出会いました。「人手が足りない」と聞いて、思わず「僕、やらせてもらえませんか?」といった事がきっかけで、農業の道に進むことになりました!
田舎暮らしで得た気づき
都会から宍粟に来て、どんな変化がありましたか?
一番大きいのは「自然が娯楽になる」って気づいたことですね。神戸や姫路では、休日といえば出かけるのが当たり前でした。
でもここでは、畳の部屋で昼寝をしながら虫の声を聞くだけで心が満たされるんです。

すごく豊かな時間ですね。
ええ。人間ってやっぱり自然の一部なんだなって実感します。都会では時間に追われていましたけど、「リラックス」できている実感があるんです。
地域との関わり
地元の方々との交流はどうですか?
最初は不安でしたけど、毎朝「おはようございます!」って元気に挨拶するだけで馴染めました。
逆に、僕から元気を渡すような気持ちで声をかけると、おじいちゃんやおばあちゃんも笑顔で返してくれる。シンプルだけど、それが出来ていれば受け入れてもらえるのかなと。
リアプラスと「始まりの田んぼ」
リアプラスでの活動について教えてください。
ここに「始まりの田んぼ」って呼んでいる場所があります。僕らが最初に取り組んだ田んぼで、思い入れが強いんです。だから看板も立てて、活動の象徴にしています。
将来的には、空いてくる田んぼを僕らの世代で引き継いで、稲作を続けていきたい。要するに「農地を守る」ことが僕の目標です。

未来へのメッセージ
最後に、移住や農業に興味がある方へメッセージをお願いします。
いきなり移住するのはハードルが高いかもしれません。でも、旅行や農業体験で一度来てみてほしいです。自然の中で過ごすだけで、自分の心が驚くほどリラックスするのを感じられると思いますよ。
「リアプラス」では田植え体験や収穫祭もしていますし、僕の家にも泊まれます(笑)。気軽に来てもらえたら嬉しいです。

まとめ
高田光平さんの言葉からは、「自然と共に暮らす豊かさ」と「農地を次世代につなぐ覚悟」が強く伝わってきました。
宍粟市での稲作は、単なる農業ではなく、地域の未来を守る営みでもあります。移住や農業体験に関心のある方は、ぜひ宍粟市を訪れてみてください。
関連情報
LIA+@農業コミュニティ:lifeisart_community
兵庫の自然サイバー 高田康平(こーちゃん):kouhei.takata.tk